酒気帯びで懲戒免職取り消しは違法、検挙の元市職員勝訴 神戸地裁 [10/08]

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1CASIOPEA(第拾三期卒業生)φ ★
 酒気帯び運転で検挙され、懲戒免職処分を受けたのは違法だとして、兵庫県加西市の
元男性職員(57)が処分取り消しを求めた訴訟の判決が8日、神戸地裁であった。橋詰均
裁判長は「社会通念上著しく妥当性を欠き、裁量権を乱用した違法な処分」として、男性の
訴えを認め、市に処分の取り消しを求めた。市側は控訴する方針。

 橋詰裁判長は、男性の懲戒処分は必要とした上で、酒気帯び運転が休日中で、アルコー
ル量が処罰される最低基準だったと指摘。飲酒運転に対する非難感情が高まっている点に
配慮しても、市に38年間勤務し、それまで懲戒処分歴がなかった男性が免職となるのは
「行為と処分の均衡を欠く」とした。

 判決によると、男性は昨年5月6日に酒気帯び運転で検挙され、翌日市に報告。同月11日
に懲戒免職処分を受けた。

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008100800939