農水職員ら新たに11人、三笠フーズなどから接待・みやげ (読売新聞)
事故米を不正転売していた米穀加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)社長らから農林水産省OBが飲食接待を受けていた
問題で、同省は3日、新たに11人の職員やOBが、三笠フーズや別の米穀取扱業者などから手みやげを受け取ったり、飲食
接待を受けたりしていたことが分かったと発表した。
三笠フーズを巡っては先月、大阪農政事務所の元消費流通課長が2005〜06年に2回、居酒屋で飲食接待を受けていた
ことが発覚したため、同省が過去5年間に食糧部門に在籍した職員やOB約8500人を対象に調査していた。
元消費流通課長を含む12人はいずれも「金銭は受け取っていない」「便宜を図ったことはない」などと話しているが、同省は
国家公務員倫理審査会に報告し、処分などの協議をする方針。
同省によると、地方農政事務所の元管理職と専門官は05年、事故米の売買金額見積もりのため事務所を訪れた三笠フーズ
の冬木三男社長から手みやげの菓子を受け取っていた。
また、事故米の購入業者ではないものの、農政事務所の元管理職と元課長補佐らが05〜08年、倉庫関係団体の新年
懇親会に1人9000円程度の会費を負担せずに出席していた事例や、本省(当時食糧庁)専門官が01年にコメの小売関係の
団体役員と居酒屋で飲食した際、5000円程度の費用を負担していなかった事例なども確認されたとしている。
http://news.www.infoseek.co.jp/top/story/20081003_yol_oyt1t00389/