大津市で市制が施行されて110周年を迎えた記念式典が1日、同市島の関の大津市民会館で行われた。
式典には、海外から訪れた姉妹都市の代表者や市民ら約900人が集まり、110周年を盛大に祝った。
冒頭で目片信市長は「明治31年10月1日に市制が施行されたころは、人口3万2000人余りだったが、
110年で10倍の33万人に達し、県都として着実に発展している」とあいさつした。
式典に合わせて行われた表彰式では、平成20年度の市政功労者25人、特別感謝状表彰者39人、
感謝状表彰1団体に表彰状や記念品を贈呈。受賞者代表の小島四郎さん(74)は
「今後、よりよい大津作りのために一層努力したい」と述べた。
一方、同市は式典に合わせて、18年の旧志賀町との合併により誕生した
“新しい大津市”の姿を紹介した「大津市制110周年記念誌」を作製した。
記念誌はA4判カラー48ページで、5000部を発行。市民の1日の生活を紹介した「大津24時」や、
市民16人から10年後の夢を聞いた「110年目の大津市民の夢」、
市制100周年から110周年に至るまでを年表でまとめた「大津市10年アルバム」など、8つのテーマで構成されている。
同日の式典で、出席者に配布。6日から、市役所の秘書広報課と各支所で希望者に配布する。
産経新聞:
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/shiga/081002/shg0810020350002-n1.htm