水彩画の愛好者による「藤堂高虎公ゆかりの地を描く展覧会」が20日、
津市西丸之内の津リージョンプラザで始まった。
初代津藩主である高虎の入府400年に合わせて市民が計画し、
1年にわたってゆかりの地を描いた作品の数々が、
来場者を歴史の世界へいざなう。28日まで。
津市中央公民館などで水彩画講師を務める
林徳一さん(73)=同市垂水=をはじめ約50人が実行委員会を結成。
昨年10月から市内にある津城跡や寒松院、四天王寺をはじめ、
伊賀上野城や愛媛県の今治城など高虎の足跡を訪ね歩く写生会を40回以上重ねた。
500点が並ぶ会場には、描かれた土地に高虎がどうかかわったかが分かる説明文も付けた。
林さんは「高虎や2代目の高次のまちづくりが
町民の暮らしに与えた影響など、新しい発見も多かった」と振り返る。
同じ城や寺を描いた作品も、作者によって雰囲気が違う。
林さんは「十人十色の面白さを感じとってほしい」と話している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080921-00000006-cnc-l24