ゴールドマンの6―8月決算、70%減益 投資銀行部門など不振
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080917AT2M1605I16092008.html 【ニューヨーク=松浦肇】米証券大手ゴールドマン・サックスが16日発表した
6―8月期決算は純利益が8億4500万ドル(約880億円)と、前年同期比70%減少し
た。M&A(合併・買収)や証券引き受けなどの投資銀行業務、自己売買といっ
た主力業務が落ち込んだ。破綻したリーマン・ブラザーズや身売りしたメリルリ
ンチに比べて業界トップクラスのゴールドマンの財務内容は強いが、金融市場の
混乱で収益源が急速に細っている。
事業会社の粗利益に相当する純営業収益は51%減少。落ち込み幅が最大だった
市場取引部門では、エネルギー価格の下落で商品・為替取引が大幅に減少した。
信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題の長期化で、住宅ロ
ーン、商業用不動産ローンなどを担保にした証券化ビジネスで損失を抱えたのも
響いた。