日本の消費者の中国産ウナギ離れで、中国のウナギ加工産地が青息吐息となって
いる。
業者には「中国産は日本産に比べて不当に安い」との不満も根強く、今年の「土用の
丑(うし)」需要が不発に終わったことなどから、日本市場に見切りをつける動きも出ている。
「飼料代の高騰などでコストは5年前の2割増だが、加工業者への卸値は最高値時の
半分以下になった」
福清市のウナギ養殖場「秀生」の張秀国・場長は、こう嘆いた。1万平方メートルの
養殖池で年平均200トンを生産してきたが、今年、生産量は半分に落ちた。
同市は20年の歴史を持つ中国最大のウナギ生産地だが、すでに7割の養殖業者が
廃業、鉱山採掘などに転じたという。昨年末には同市を取材した米メディアが「養殖池は
毒水」と報道、打撃に拍車をかけた。張場長は池の水を手ですくって飲み干し、「この通り
問題ない」といらだたしげに言い放った。(後略)
ソース
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080726-OYT1T00730.htm