http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000803190004 ■厚労相 厳正対処の方針
聴覚障害の偽装疑惑をめぐり、国と道は18日、実態調査や制度改善へ向けて動き始めた。
舛添要一・厚生労働相は記者会見で「制度の根幹にかかわる不正であり、しっかり対応したい」
と明言。社会保険庁は、問題の耳鼻科医(73)の診断による障害年金の受給が確認された全員の
実態調査を決めた。ミートホープの偽装牛ミンチ事件に続いて告発情報の放置が発覚した道庁では、
高橋はるみ知事が公式に謝罪。不正情報を関係機関で共有する体制を強化することを決めた。
そんな中、市立病院の看護師や民生委員といった福祉の一線に立つ人まで、最重度の「聴覚障害2級」
の手帳を取得していたことが新たにわかった。
「社会保障はみんなの税金で運営している。厳格なルールに基づいてやらねばならない」。
午前9時過ぎ、国会内。閣議の後の記者会見で、舛添厚労相は厳しい表情で語った。
「根本的な原因を探って判断したい」。