【SAPIO/コラム】「日本は中国の”食料植民地”である」（ジャーナリスト・青沼 陽一郎）

世界第2位の経済大国を誇示する日本を、滅ぼす事など容易い事だ――。
中国で製造された冷凍餃子に、有機リン系殺虫剤の成分が混入され、
これを食べた日本人が生命の危険に曝された事件は、世界中にそうした認識を広めたに違いない。
しかも、有機リン系の毒物といえば、10数年前に日本を襲って世界を震撼させた
「サリン」と同じ成分である。国家としての間抜けぶりには、もはや付ける薬もない。

今回の事件は、日本の食糧基盤の脆弱ぶりが、いかに国民の生命、国家の存亡を危険に
曝しているかを知らしめるに足る、まさに盲点をついた重大事件だったのである。

■SAPIO 2008.2.27号より、一部を省略して書き起こしました （>>2-7辺りに続きます）

#続きです。

そもそも食料は、戦闘兵器、そして食料に次ぐ"第三の武器"として戦略物資になる事を、
私はかってこの誌上における『食料植民地ニッポン』と題する連載の中で説いた。
ここにおいて、食料自給率39％（カロリーベース）である日本は、食糧供給の61％を
海外に依存し、食糧安定供給、安定確保に国家基盤を他国に掌握されているからには、
植民国家として存立しているに過ぎない現状を伝えてきたつもりだった。

その依存度において、日本を現実の食生活から支配している大国は2つ、すなわち
「米国の22.3％」「中国の18.4％」であった（数値は、2006年度貿易統計より独自に算出）
その中国で清算された食品の中から毒物が見つかったのである。

#続きです。

しかも、それが「冷凍餃子」というのが、また曲者であった。
米国からは主に穀類といった食品原料や、あるいは食材の下支えとなる畜産資料が
運ばれてくるのに対し、中国からは調整食材や加工食品、それに冷凍や生鮮の野菜といった、
日本の消費者が直接口にする食品が多いと言った特徴がある。

日本企業は、1980年代のバブル経済を引き起こした円高基調に乗って、中国大陸へ「開発輸入」を
展開していった。食品業界も例外ではなく、冷凍技術の進歩と安価で豊富な労働力を利用して、
手作業を主体とした食品加工を推し進める。折りしも、85年の男女雇用機会均等法によって、
女性の社会進出が増し、炊事調理時間の短縮化と利便性が求められるようになった。

#続きです。

そこで外食産業が活況をみせ、惣菜や弁当、あるいは電子レンジの簡単調理で済む
冷凍加工食品の「中食」需要が急増した。ここにおいて中国が、日本の"台所"としての機能を
占めるようになっていったのであった。その台所に毒が入った。しかも、日本の通関、検疫が
全く機能せず、汚染食物はスーパーに並び、一般消費者が口に運んで、死にかけているのだ。
ところが、肝心な"台所"は日本の国家の主権が及ばない所にある。
真相究明も当事国任せ、企業任せで、手も足も出せない。こんな国家があるだろうか。

世界第2位の経済大国の最大の弱点をひけらかしてしまった今回の事件。
重要な国家基盤を他国に譲り渡し、空洞化する食料基盤を構築してきた国政の在り方を、
もっと深刻に受け止めなければならない。

トアッ

ちあさ！！

そんなら産経社員が農民になれ

東京を農業都市にすれ
農業以外は禁止

tseateasts

な〜〜んも、わかってないジャーナリストだなｗ　机上の空論の見本だｗｗ

単に　自分の知識を組み立てただけのやな　しかし空想に近いが
日本の現状はそうだよな、自給率は40パーセントやからな
それが現実だ　外国に頼るしかない＾＾　それが嫌なら皆、田畑をつくるしかないがｗ
夢物語だね　
そもそも、何をいいたいのか　このジャーナリスト　とやら
２ちゃんねら〜？　なら判るよｗｗ

政府が食料管理しなきゃ駄目だよな　　オーストラリアも中国もアメリカも信用できないんだから
日本と利害関係の無い外人呼んで畑作らせるとか　農耕の機械化を独自で研究とか

>>12
つうか小麦に関しては政府が管理してるんだが

中国は米の輸入国です