環境省は27日、来春(2008年1月末から5月まで)のスギ・ヒノキ花粉の総飛散量予測
(速報)を発表した。東海から関東、東北にかけての東日本は今春に比べ、飛散量が1.5〜
3倍に増える地域が多く、逆に北陸から九州にかけての西日本は今春並みか、下回る地域
が多くなる見込みだ。
東日本で飛散量が増加するのは、今夏の日照時間が昨年より長かったことなどによる。
西日本では、今年7月の気温が昨年より1度前後低く、8月の気温も昨年並みだったこと
から、飛散量が今春の半分程度にとどまる地域もあるという。
都道府県別にみると、今春に比べ飛散量が最も多いとされたのは山梨で、272%増と
予測。次いで埼玉の192%増、秋田の101%増、東京の93%増、岩手の78%増となっ
ている。
飛散開始は例年並みか、やや早いとみられる。来年の1月後半には寒さが緩み、気温が
上がる見込みだからだ。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007122700526