東京都府中市内のJR南武線で先月、自転車や鋼材が線路上に置かれた事件で、
警視庁捜査1課は17日、電車の走行を妨害したとして、東京都内の中学2年生の
少年(14)を、列車往来危険の疑いで補導したと発表した。
同線では今月12日にも、幼児用の自転車が線路上に置かれる事件が起きており、
同課で関連を調べている。
調べによると、少年は11月4日夜、府中市本宿町の同線分倍河原―谷保駅間の
線路上に、折り畳み式の自転車などを置き、通りかかった電車にはねさせ、運行に
危険を生じさせた疑い。
現場付近では同夜、線路上に置かれた鋼材やズボンプレッサー、自転車を3本の
電車が巻き込み、7〜25分間、現場に停車した。同課は同一犯による連続犯行と
みて捜査していたが、現場付近の防犯カメラに少年らしい人物が写っており、事情を
聞いたところ、犯行をほのめかす供述を始めたため、補導した。
少年は以前、現場付近に住んでいたという。自転車などは、近くのマンションから
盗まれた物だった。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071217i404.htm