北海道佐呂間町や宮崎県延岡市などで昨年、大規模な竜巻災害が相次いだことを受け、
気象庁は新型の観測レーダーを活用して竜巻など激しい突風の発生を予測し、約1時間前
に警戒を呼びかける「竜巻注意情報」(仮称)を新設する方針を決めた。来年3月から提供を
始める。公共交通機関や集客施設などに事前に注意を促し、被害の軽減を目指す。
竜巻注意情報は気象台を通じて各都道府県ごとに発表し、同庁ホームページや報道機関
などを通じて住民らに提供する。県内で雷注意報が出ている地域で竜巻など激しい突風の
恐れが高まった際に、「積乱雲が近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど
安全確保に努めてください」といった文面で呼びかける。
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20071203AT1G0100R02122007.html