国外に逃れた難民がさらに別の国へ移り住む「第三国定住」難民の
受け入れについて、政府が検討を始めていることが分かった。高村正
彦外相と鳩山邦夫法相は27日、来日中のグテーレス国連難民高等
弁務官と会談し、日本の取り組みを伝えるとみられる。日本はかつて
ベトナムなどインドシナ3国から逃れた難民を受け入れたことがある
が、例外的な措置だった。今後は外国にいる一定数の難民に門戸を
開く方向で検討が進む見込みで、実現すれば日本の難民政策の大き
な転換となる。
日本の出入国管理および難民認定法は、国内にいる外国人にのみ
難民申請資格を与え、外国にいる難民の受け入れは想定していな
い。そのため、インドシナ3国以外の国から脱出し、日本国外にいる難
民は、受け入れの検討すらされていなかった。Yahoo! マイニチJP鵜塚健、吉富裕倫
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071127-00000068-mai-pol