東南アジア諸国連合(ASEAN)と日本、中国、インドなど計16カ国による
第3回東アジアサミットが21日、シンガポールで開かれ、地球温暖化対
策として森林面積を2020年までに16カ国合計で1500万ヘクタール増
やすとの目標を盛り込んだ「気候変動、エネルギー、環境に関するシンガ
ポール宣言」を採択した。
福田康夫首相は、公害対策で20億ドル(約2180億円)規模の資金を
拠出するほか、温室効果ガスの排出抑制と経済成長の両立を目指す発
展途上国を支援するため「新たな資金メカニズム」を導入することなどの環
境協力策を表明した。
宣言は、京都議定書に定めのない13年以降の温室効果ガス削減の枠
組み(ポスト京都)交渉への機運を高めるもの。日本の協力策は、来年の
主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)でポスト京都の議論をリードする
姿勢を示したといえる。東京新聞KYODO
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007112101000601.html