川口の鈴木さん 3年ぶり聖火台磨き
http://www.saitama-np.co.jp/news10/17/04x.JPG 国立競技場の聖火台を磨く鈴木文吾さん=東京都新宿区
東京オリンピックが開かれた国立競技場の聖火台製作者で知られる川
口市元郷一丁目、「現代の名工」の鋳物師、鈴木文吾さん(85)が十五
日、「聖火台磨き」のため三年ぶりに国立競技場を訪れた。
聖火台は、東京オリンピック(一九六四年)前のアジア競技大会(五八
年)のため、五七(昭和三十二)年十一月、鈴木さん父子に製作依頼が
あった。父萬之助さんは製作途中で亡くなったが、文吾さんら息子三人が
父の遺志を継いで完成させた。
聖火台は国立競技場バックスタンド百六十三階段の最上階中央にそび
える。直径二・一メートル、高さ二・一メートル、重さ二・六トン。アジア競技
大会と東京オリンピックで点火された。半世紀過ぎた今でも、サッカー日
本代表戦には必ず点火され、“現役”で活躍している。Web埼玉
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