参院選直前
7月の参院選直前、自民党の塩崎恭久元官房長官らに「銃で襲撃す
る」などとするメールを送ったとして、公選法違反(選挙の自由妨害)の罪
に問われた無職山口栄被告(64)に、東京地裁は10日、懲役2年6月、
執行猶予4年(求刑懲役2年6月)の判決を言い渡した。
津田敬三裁判官は「民主主義の根幹をなす選挙の自由を侵害する犯行
で、市長選中に候補者が射殺された事件を想起させる。言論を封殺しよう
とする暴力は強く否定されねばならない」と述べた。
判決によると、山口被告は自公連立政権に不満を抱き、6月28日から
7月9日にかけて計11回、自宅のパソコンから塩崎元官房長官と中川秀
直元幹事長、公明党の北側一雄幹事長の各ホームページのメッセージ
欄に「必ず刺される」「地獄に送ってやる」などのメールを送信し、選挙運
動を妨害した。東京新聞(共同)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007101001000321.html