【言うだけは言ったからな】ノム・ヒョン「金総書記に日朝改善働きかけた」

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韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は4日、北朝鮮の平壌で「南北関係
発展と平和繁栄のための宣言」に署名し、同日夜、韓国に戻り、軍事
境界線近くの南北出入管理事務所で国民向けに演説した。
 盧大統領は、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記との首脳会
談で、日朝関係改善を加速化するよう働きかけたことを明らかにした。
ただ、日本政府が議題とするよう要請していた日本人拉致問題につい
ては、取り上げたかどうかに言及しなかった。日朝関係改善は3日に
発表された北朝鮮核問題をめぐる6か国協議の共同文書に盛り込ま
れており、北朝鮮の今後の対応が注目される。
 南北首脳会談での日本人拉致問題取り上げについては、9月29日
にニューヨークで行われた日韓外相会談で韓国の宋旻淳(ソン・ミンス
ン)外交通商相が「盧大統領が言及する」との方針を示していた。
YOL ソウル=竹腰雅彦
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20071004i316.htm
 盧大統領は演説で、「朝鮮半島の平和定着や、南北間の経済協力
拡大、北東アジアの協力秩序を構築するため、米朝関係、日朝関係の
改善を急ぐべきだと強く主張した」と述べた。これに対し、金総書記は、
「ただ、黙って聞いていた」という。盧大統領は提案について、「同意が
得られたとは言えない」と語った。