フランスのサルコジ大統領は、41年前にアメリカに対する自主路線を守
るため、当時のドゴール大統領が脱退したNATO・北大西洋条約機構の
軍事機構に、条件付きながら、全面復帰する考えを明らかにし、親米路
線を一段と際立たせています。これはアメリカの新聞、ニューヨーク・タイ
ムズなどとのインタビューで明らかにしたもので、サルコジ大統領はNATO
に全面復帰する用意があることを明らかにしたうえで、その前提
条件として、ヨーロッパが独自の防衛能力を持つこと、復帰する軍事機構
におけるフランスの指導的な役割をアメリカが認めることをあげました。フ
ランスは41年前、当時のドゴール大統領が、スエズ危機などをめぐって対
立したアメリカへの自主路線を守るため、NATOの軍事機構から脱退しま
した。NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/09/25/d20070925000012.html