新華社電によると、中国農業省は17日、広東省広州市で大量死したアヒルについて、
鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)に感染していたことを確認したと発表した。
既に36130羽のアヒルを処分、感染拡大は抑えたとしている。
香港政府は同日、感染発生地から24キロ以内で飼育されているアヒルの肉や卵などの
香港への輸入禁止の暫定措置を決めた。
地元の住民はメディアの取材を受けることが禁じられているとされ、広東省からの食品
輸入が多い香港では警戒感が強まっている。
アヒルが大量死したのは広州市番禺区で、農業省などによると、5日から13日までに
計約9800羽が死んでいるのが見つかった。
地元政府は当初、死因は家畜などがかかる伝染病で、鳥インフルエンザの可能性は
ないと説明したが、香港紙は情報隠しの可能性があると指摘していた。(共同)
http://www.sankei.co.jp/kokusai/china/070918/chn070918001.htm