千葉県柏、習志野市は7日、消防職員計565人(退職者含む)に対する「休日勤務手当」
計1億1040万円が過払い状態だったと発表した。両市では週休日が祝日法の祝祭日と
重なった場合、振り替え休日がない代わりに直後の勤務日に「休日勤務手当」を支給して
いるが、年末年始は元日以外にこの手当てを支給する定めがなかったため。両市は、地方
自治法の債権の消滅時効となる5年までの期間について、職員に過払い分の返還を求める。
両市の消防本部によると、柏市は386人(退職者13人含む)に5年間(02〜06年度)で
年末年始の休日勤務手当約8440万円、習志野市は179人(退職者10人含む)に同期間
で約2600万円を過払いしていた。
習志野市の荒木勇市長は「条例の解釈を誤り、市民に迷惑をかけ、深くおわびします。
再発防止に努めます」と陳謝。柏市消防本部も「市民にご迷惑をかけたことをおわびし
今後、適切な処理をしたい」としている。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070908k0000m040124000c.html