米国家情報長官のもとで、防諜(ぼうちょう)活動を統括しているジョエ
ル・ブレナー氏は米公共ラジオのインタビューで、ロシアによる対米スパ
イ活動は「通常のレベルに戻った」と述べ、冷戦時代と同様の激しさに
なっていると警戒感を表明した。
ブレナー氏は「1990年代、ロシアは多くの分野で困難に直面してい
た。スパイ活動も同様だった」と指摘。同氏は今日、中国、イラン、キュー
バとともにロシアによるスパイ活動を注視すべき対象とした。
米連邦捜査局(FBI)でスパイ防止活動の責任者を務めたデーブ・ゼイ
ディー氏も同番組のなかで現在、米国内で活動するロシア人スパイは
100人を超えるとの見方を示した。同氏によると、スパイは商用旅行者
や学生になりすましているケースもあるものの、多くは駐米大使館や国
連の外交官として活動しているという。goo サンケイ有元隆志
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/e20070614007.html