人口1000人当たりの日本の医師数が、2020年には経済協力開発機構(OECD)加盟
30カ国中最下位に転落する恐れがあることが、近藤克則・日本福祉大教授(社会疫学)の
試算で分かった。より下位の韓国など3カ国の増加率が日本を大きく上回るためだ。
日本各地で深刻化する医師不足について、国は「医師の地域偏在が原因で、全体としては
足りている」との姿勢だが、国際水準から懸け離れた医師数の少なさが浮かんだ。
OECDによると、診療に従事する03年の日本の医師数(診療医師数)は人口1000人
あたり2人。OECD平均の2.9人に遠く及ばず、加盟国中27位の少なさで、
▽韓国1.6人▽メキシコ1.5人▽トルコ1.4人−−の3カ国を上回っているにすぎない。
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070528k0000m040100000c.html