中央アジアを訪問中の甘利経済産業大臣は30日、原子力発電の燃
料、ウランの埋蔵量世界2位のカザフスタンと、原子力分野での協力強
化で合意し、これにあわせて、日本の原子力関係企業のトップらが新た
なウラン権益の取得などに関する契約に調印して、懸案となりつつある
ウランの安定確保に一つの道筋をつける形となりました。甘利大臣は、カ
ザフスタンのマシモフ首相と会談し、両国が原子力分野で戦略的に協力
していくことで合意して、共同声明を発表しました。これにあわせて、現
地を訪れていた大手商社や電力会社など日本の原子力関係企業のトッ
プらが、カザフスタンからのウランの新たな権益の取得や長期購入に関
する契約を交わす一方、原子力を国の基幹産業に育てたいカザフスタン
に対しては、日本側からウランの加工や原発建設などの技術支援を約
束しました。NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/05/01/d20070501000003.html