血液製剤「フィブリノゲン」などを投与され、C型肝炎ウイルスに感染さ
せられたとして、患者21人(うち2人死亡)が国と「三菱ウェルファーマ」
(大阪市、旧ミドリ十字)など製薬会社3社に計13億5300万円の損害
賠償を求めた薬害肝炎東京訴訟の判決が23日、東京地裁であった。
永野厚郎裁判長は「肝炎感染の危険性などについて十分な警告がさ
れず、肝炎感染が拡大した」と述べて、国や企業の責任を認め、原告21
人のうち13人に、感染者は1人当たり1320万円、患者は同2200万円
の計2億5960万円を賠償するよう命じた。
全国5地裁に提訴された集団訴訟で、3件目の判決。過去2件の判決
では認められなかった血液製剤「クリスマシン」についても、製薬会社の
賠償責任を認めた。Yahoo!YOL
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070323-00000112-yom-soci