台湾の検察当局は13日、台北市長時代に市長特別費を私物化したとして、最大野党の
国民党の馬英九主席(56)を汚職(職務上の機会を利用した詐欺)の罪で起訴した。
馬主席は同日夕の会見で、主席辞任の意向を表明するとともに「潔白を証明するため、
来春の総統選に出馬する」と宣言した。
起訴状によると、馬主席は1998年12月の市長就任時から昨年7月まで、市長特別費の
中で領収書の不要な分の約1500万台湾元(約5500万円)を自分の口座に振り込ませ、
うち約1100万台湾元(約4100万円)を自分の財産にした。
中央省庁や県市のトップに支給される特別費は慶弔金や接待などに使われる。他の多く
の自治体などでも不明朗な点があり、トップ経験のある与野党幹部にも、事件が波及する
可能性がある。
http://www.chunichi.co.jp/00/kok/20070214/mng_____kok_____002.shtml