米誌ニューズウィークは5日発売の最新号で、中国が4月17日に無人の月周回
衛星打ち上げを計画、これを足掛かりに月探査計画を本格化させると報じた。
最終的には人間を月面に送り込み、将来のエネルギー源と期待される核融合発電の
燃料となるヘリウム3の採掘を目指すとしている。
中国の宇宙開発については、1月に実施した人工衛星破壊実験の目的がはっきり
しないため、宇宙の軍事利用に対する懸念も高まっている。
同誌によると、中国は月周回衛星の打ち上げ後、年内に3人の宇宙飛行士を乗せた
宇宙船の地球周回を計画。来年は宇宙遊泳、その2年後には月面車による探査を行う
方針で、2020年に月面成分を採取、地球に持ち帰る探査機の打ち上げを目指している。
http://www.47news.jp/CN/200702/CN2007020501000196.html