大阪府吹田市の国立循環器病センターで、3階の麻酔科の金庫に保管していた
麻薬系鎮痛薬「フェンタニル」のアンプル(2cc入り)30本がなくなっていたことが2日、
わかった。
強い毒性とモルヒネの約200倍もの鎮痛効果があるとされ、府警吹田署が窃盗容疑で
捜査している。
一方、昨年12月22日、同センター職員が、患者延べ1100人分の個人情報を記録した
私用のノートパソコン1台を紛失していたことも判明した。
同センターによると、麻薬系鎮痛薬は、1月29日午後、金庫内にあったアンプル50箱
(1箱10本入り)のうち、3箱がなくなっていることに麻酔科の医師が気付き、同署と近畿
厚生局麻薬取締部などに通報した。別の医師が同日朝、金庫を確認した際には異状は
なく、こじ開けたような形跡もないという。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070202i106.htm