最高裁は、債務免責を不許可とした熊本地裁決定に対する自民党の魚住汎英
(ひろひで)参院議員(66)(比例代表)の特別抗告の棄却を決定した。
決定は1月22日付。これで22億円を超える債務の免責不許可が確定した。
魚住氏は、親族が経営する企業への保証債務などで多額の負債を抱え、2004年
3月、熊本地裁から破産宣告を受け、06年3月に破産手続きが終了した。確定債権
約49億円のうち、根抵当権などが設定された債権を除く約22億4500万円が配当
対象とされ、破産管財人は議員歳費を回収するなどして約1460万円を最終配当した。
魚住氏は、債務の免責を求めたが、熊本地裁は昨年4月、不許可を決定。
これを不服とした魚住氏の抗告を福岡高裁も同年10月に棄却していた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070202ic02.htm