文化審議会(阿刀田高会長)は2日、これまで「尊敬・謙譲・丁寧」の3分類が一般的だった
敬語を、「尊敬・謙譲I・謙譲II(丁重)・丁寧・美化」の5つに分類、それぞれの用法を解説した
「敬語の指針」を伊吹文明文部科学相に答申した。
新たな分類について、同審議会は「現代の敬語の用法や働きを、より的確に理解するのが
狙い」としている。文化庁は指針の積極活用を働き掛けていく方針だ。
答申では謙譲語について、「伺う」「申し上げる」など、自分の行為の相手への敬意を示す
言葉を「謙譲語I」に分類。
「参る」「申す」などは、以前は「謙譲語I」と同じ働きをする表現だったが、現在は自分の
丁重な気持ちを表現する用法に変化したとして「謙譲語II」に分けた。
http://www.sankei.co.jp/shakai/wadai/070202/wdi070202002.htm