オーストラリア・ニューサウスウェールズ州政府は31日、地球温暖化のため、
州都シドニーでは平均気温が2070年までに最大5度近く上昇し、暑さに関係
した病気による高齢者の死者数が50年までに最大7・5倍に増えるとの報告書
を発表した。
報告書は、同州政府の委託を受けた連邦科学産業研究機構(CSIRO)が
まとめた。
同国の気象庁によると、シドニーでは1日の最高気温の年平均が21・6度。
報告書では、これが30年には最大1・6度、70年には最大4・8度上昇すると予測。
降雨量は70年には最悪の場合、40%減少するとしている。
一方、50年までに海面が20センチ上昇した場合、シドニー北部のビーチへの
浸食は最大22メートルにも及ぶという。
http://www.47news.jp/CN/200701/CN2007013101000682.html