東京都内で開かれていた「大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)」の中間会合は
31日、地中海と東大西洋のクロマグロ(ホンマグロ)の国別漁獲枠について、07〜10年の
4年間で原則として一律23.2%削減することで合意した。しかし、トルコとリビアが決定に
異議を申し立てる意向を表明。漁獲量全体の削減による資源回復に大きな課題を残した。
クロマグロの総漁獲枠は、06年の3万2000トンから段階的に削減し、10年に2万5500
トンまで減らすことが昨年11月のICCAT年次会合で決まっていた。中間会合では、総枠の
削減に合わせて既存漁業国の枠を同じ比率で削減する一方、トルコなど新興漁業国に一定
の枠を与えることを決めた。日本の漁獲枠は06年の2830トンが10年には2175トンに減る。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070201k0000m040048000c.html