マコーマック米国務省報道官は12日、東アジアからとみられるハッカーが同省のコンピューターに侵入、
連邦捜査局(FBI)が捜査に当たっていることを明らかにした。
米メディアは中国のハッカーと断定的に報道、米中の「サイバー戦争の始まりか」(CNN)などと伝えている。
ワシントン・ポスト紙によると、コンピューターが攻撃されたのは6月末。
特に中国や北朝鮮に関係する部局が集中的に被害にあったという。
報道官は「影響を受けたのは非機密情報を扱うコンピューター。機微な情報は危険にさらされなかった」と強調し、
既にパスワードの変更など「迅速な措置」を取ったと述べた。
CNNは、ハッカーの攻撃後に北朝鮮がミサイル発射に踏み切ったことを伝え、関連性を示唆。
特に中国政府がハッキングなどのコンピューター技術を「戦力」と位置付け、重視していることなどを紹介した。
http://it.nikkei.co.jp/security/news/index.aspx?n=NN000Y312%2013072006