牛肉偽装事件や豚肉不正輸入事件で、補助金適正化法違反や関税
法違反などの罪に問われた名古屋市の食肉卸「フジチク」グループ会長
藤村芳治被告(63)ら4人の判決公判が27日、名古屋地裁(柴田秀樹
裁判長)で開かれる。求刑は藤村被告が懲役13年。
牛肉偽装事件以外の関税法違反や詐欺などの罪に問われたほかの3
被告の求刑は懲役3−2年。
論告によると、藤村被告は2001年10月以降、牛海綿状脳症(BSE)
対策事業で、対象外の輸入牛肉や実在しない肉を国に買い上げ申請。
正規の肉への助成金も含め計約20億円を不正取得した。
ほかの被告と共謀して、02年5月−03年9月、輸入豚肉の価格を虚
偽申告し関税計約62億8000万円を逃れたほか、03年12月以降、関
連会社の清算に備えて資産をダミー会社に移すなどした。KYODO
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=soci&NWID=2006032701000109