高病原性鳥インフルエンザの予防や拡散防止に必要な資金需要や支援
策などを協議する国際会議が十七日から二日間、日本など九十カ国余
が参加して北京で開かれる。世界銀行と中国政府、欧州連合(EU)欧州
委員会の共催。先進国や国際機関を中心に、それぞれが拠出可能な資
金額を表明し、国際協調を訴える「北京宣言」を採択する見込み。
世界銀行は、開発途上国などが鳥インフルエンザに対処し、人への感
染を防ぐには、少なくとも十二億―十四億ドル(約千三百八十億―千六
百十億円)が必要と試算。各国が北京会議で拠出を誓約するよう要請し
ている。欧州委員会は既に、八千万ユーロ(約百十億円)の拠出を表明
している。
会議では、開発途上国など各国の資金需要を個別に査定し、拠出され
た資金の管理や配分の枠組みなどについても協議する予定。日本から
は塩崎恭久・外務副大臣が出席する。goo 西日本新聞
http://news.goo.ne.jp/news/nishinippon/kokusai/20060117/060117_news_005-nnp.html