1995年から2000年の間に世界のほとんどの氷河が大幅に縮小、場所によっては
それ以前に比べ縮小のペースが速くなっている可能性があるとの報告書を研究者の国
際ネットワーク組織が2日までにまとめた。
報告書は「氷河の縮小傾向は、地球温暖化の進行と軌を一にしている」と、地球温暖
化の結果であることを明言。
ヨーロッパアルプスなど世界の多くの山岳地帯で、氷河が数十年後にほとんどなくな
る可能性があるとの予測結果を紹介し「人間活動の結果、引き起こされる氷河の消失
はこれまでに例のないものになる」と警告した。
報告書は、スイスのチューリヒ大に本部を置く「世界氷河モニタリングサービス(WGM
S)」が、日本や欧米などの研究者と国連の支援で26カ国約780カ所の氷河について
まとめた。
※共同
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=HKK&PG=STORY&NGID=main&NWID=2005090201000302