32 :
コピペ1/5:
>日本は国際法廷に提訴している以上、竹島は紛争地域扱いとなり、いくら実効支
配しようが絶対に、韓国領にはならないが?
「日本は国際法廷に提訴している」というのは、事実誤認ではないでしょうか?
意外に思われるかもしれませんが、過去 50年間、日本政府は国際司法裁判所に
竹島=独島問題を提訴しようとして動いたことは一度もありませんでした。
ちなみに裁判に関して、外務省のホームページは下記のように書いています。
<1954年(昭和29年)9月、我が国は本件問題につき国際司法裁判所に提訴するこ
とを提案したが、韓国側は右提案を拒否。なお、日韓両国間では国交正常化の際に
「紛
争の解決に関する交換公文」を締結。>
33 :
コピペ2/5:05/03/20 23:08:26 ID:EW5aGhoy
このように、国際司法裁判に関する話は 50年以上も昔の話です。当時、日本政
府は国際司法裁判所で勝てるかもしれないと本気で思いこんでいたようです。それと
いうのも、韓国政府側に反論に必要な日本の史料がほとんどなかったので弱かったの
と、竹島=独島をめぐる多くの真実がまだ公になっていない段階だったので、日本政
府はよほど自信があったようです。
しかし、もし現段階で国際司法裁判で審議されるとなると、一番困るのは日本の
外務省ではないでしょうか。それは外務省の情報隠しが満天下にさらされるためで
す。
たとえば、明治政府が竹島=独島を朝鮮との関係で放棄した事実です(注1)。あ
るいは「松島(竹島=独島)渡海免許」が存在しないという事実です(注2)。これら
は、国立国会図書館の塚本孝氏のように、竹島=独島を日本領と考える日本の学者す
ら認めている事実です(注3)。
34 :
コピペ3/5:05/03/20 23:08:42 ID:EW5aGhoy
また、外務省が日本領の有力な根拠としてきた『隠州視聴合紀』は、実は逆に不
利な材料になってしまい(注4)、「固有領土」の主張が根底から危うくなりまし
た。それに追い打ちをかけるように、1905年の領土編入でも日本政府は竹島=独島を
「無主地」と断定して「領土編入」したのであり、決して「固有領土」とは考えては
いなかったことも明らかになりました(注5)。
さらに元禄期の「竹島一件」の時、江戸幕府は松島(竹島=独島)の存在すら知
らなかった事実も今では明らかになっています(注6)。
このように、今では外務省のいう「固有領土」の根拠はすべて崩れさりました。
こうした経緯からして、どうみても裁判で日本に勝ち目は薄いとみられます。そのた
めか、最近の竹島=独島が関係する日韓交渉、たとえば海洋法条約関連などで国際司
法裁判所の件はおくびにも話題になりませんでした。
35 :
コピペ4/5:05/03/20 23:09:26 ID:EW5aGhoy
今や、情報隠しやウソまみれの外務省にとって、裁判は最も避けたい解決手段で
はないでしょうか。もし、外務省に自信があるのなら、北方領土問題のようにしっか
りした冊子ないしは資料集をつくっているはずと思われますが、現状はごく簡単な
ホームページのみでお茶をにごしているようです。
将来、もし外務省の本格的な資料集が出たら、そこで明治政府の竹島=独島放棄
をどう記述するのか、その時を私は楽しみにしています。
36 :
コピペ5/5:05/03/20 23:09:46 ID:EW5aGhoy