岡部幸雄騎手(56)の現役引退が9日、濃厚となった。10日に記者会見し発表する見込み。
中央競馬で通算2943勝(1万8646クラに騎乗)の最多勝記録を持つ同騎手だが、
ここ2、3年はヒザの故障などに悩まされていた。02年有馬記念を最後に1年以上休養
し、昨年1月26日に実に399日ぶりに復帰した。だが、往年の勢いはなく、今年はわ
ずか3勝。2月20日の東京競馬12R(11着)を最後に、体調不良を理由に自ら騎乗
を取りやめていた。
岡部騎手は67年にデビュー、翌68年に54勝を挙げて頭角を現した。84年にシンボ
リルドルフ(現種牡馬)とのコンビで3冠を達成。オグリキャップ、トウカイテイオー、
タイキシャトルなどの名馬とのコンビで、84年のグレード制導入後、国内G1を31勝
するなど長く活躍した。98年にはタイキシャトルとのコンビで、フランスのG1レース、
ジャック・ル・マロワ賞も制している。
ソース:
http://www.nikkansports.co.jp/ns/horseracing/f-hr-tp0-050309-0011.html