【国際】韓国の圧力で世界の海図から「日本海」が削除される?★7
243 :
朝まで名無しさん:
「日本海 歴史的に定着」
■名称問題ヒートアップ
「日本海」(Sea of Japan)の名称問題が波紋を広げている。
国際水路機関(IHO、本部・モナコ)は、「東海」(East Sea)
への改称を求める韓国の主張に応じて、来年度改訂予定の海図
「大洋と海の境界」の最終稿から「日本海」の掲載ページを削除。
これに対し、日本政府は二十七日にベルリンで開かれる国際地名
標準化会議で「日本海」の正当性を訴え、巻き返す方針で、
海の呼称問題は日韓双方のメンツをかけた論争に発展しそうな
気配だ。(政治部 赤木 文也、ソウル支局 浅野 好春)
日本外務省は、1,日本海の名称は鎖国時代の十八世紀末から
国際的に定着しており、韓国の主張には根拠がない。
2,二〇〇〇年の調査で世界各国の地図の97%以上が「日本海」
の名称を使っている−などとして、週明けのもIH0に正式に抗議
し、「日本海」削除の撤回を求める方針だ。 (続く)
244 :
朝まで名無しさん:02/08/18 10:05 ID:SZ1Iemin
■欧州古地図で巻き返し 27日 日本、国連会議で"証明"
日本政府が本格的な反論に乗り出すのは初めて。韓国は一九
九二年の国連地名標準化会議で突然、「日本海」を「東海」に
変更するよう提起したが、九一年の韓国の国連加盟直後だった
ため、「ナショナリズムを喚起する意志決定があったのだろう」
(外務省幹部)との軽い受け止めにとどまり、日本側の問題意
識は希薄だった。
ところが、韓国はその後も「東海」を正当化する百ページ以上の
パンフレットを作って各国や地図製作会社に猛烈に働きかける一
方、「IHO幹部と頻繁に接触するなどの運動を展開」(外務省筋)。
この影響でIHOは、もともと呼称に何の疑義もなかった「日本海」
を「名称紛争地域」として指定する検討を始め、日本側の対応は
「完全に後手に回った」(政府筋)。
このため、外務省は今春、ヨーロッパで作成された二百点以上の
古地図を調査し、"巻き返し"も転じた。その結果、「日本海」は
十七世紀初頭、イタリア人宣教師の手による世界地図で登場。そ
の後、十八世紀までは「中国海」「東洋海」「朝鮮海(Sea of Korea)」
などの表記もあったが、十八世紀末以降は「日本海」が定着して
いる歴史が判明した。
同省は急きょ、この調査結果と古地図十三点の写真などを載せた
英文資料一万部を作成。外務省と国土地理院の代表らが出席する
二十七日の国連地名標準化会議で資料を配付し、「二十世紀前半
の日本の植民地政策によって『日本海』の名称が一般化した」と
の韓国の主張は「根拠がなく、大きな無理がある」と主張する方
針だ。 (続く)
245 :
朝まで名無しさん:02/08/18 10:06 ID:SZ1Iemin
■「東海」主張 攻める韓国ネットPR
「国名入らぬ方がよい」
韓国は昨年末以降、約五十年ぶりとなる二〇〇三年IHOの「大洋と海の
境界」改訂に向け、「最低でも『日本海』と『東海』の併記を目指す」
との基本方針で外交活動を続けてきた。
IHOの最終稿が表記自体を棚上げしたことについて、韓国は「『日本海』
の呼称削除に成功した」と評価、最終稿の受け入れ方針を固めた。
日本との協議にも前向きで、「(『東海』、『日本海』以外の)対案検
討も含め、話し合う用意がある」としている。
韓国では「日本海」の表記は全く使われず、韓国の東側にある海という
意味で「東海」と表記。同様に、西側の黄海は「西海」、南側の東シナ
海は「南海」と呼んでいる。
韓国側の論拠は、歴史的に「日本海」より「東海」「東洋海」「朝鮮海」
の呼称が古くから使われ、朝鮮王朝時代の一五三〇年作製の「八道総図」
や、十六−十九世紀に作製された西欧の地図の大半がそう表記している
というもの。そのうえで「特定の国名が入っていない『東海』の方が望
ましい」(外交通商当局者)と説明する。
日本海の呼称が正式登録された一九二九年のIHO会合当時、朝鮮半島は
日本の植民地支配下にあり、独立国として異議を唱えられなかったとして
いる。
今回韓国政府の協力な"助っ人"となったのがインターネット上で活動する
民間ボランティア団体「VANK(バンク)」。
VANKは、ネット上にあふれる「韓国に関する誤った記述」の是正などを目
的に三年前に設立された。
政府も補助金や資料を提供し、官民一体の「サイバー作戦」を展開。約九
千百人の会員を抱え、一般のサイト訪問者も含め、今年一月末からIHOに
日本海呼称に反対する七千通以上の請願メールを送ったと見られる。
世界各国の地図製作会社などにも働きかけ、実際、カナダの大手地図製作
業者は日本海と東海の併記に切り替えたという。 (続く)
246 :
朝まで名無しさん:02/08/18 10:07 ID:SZ1Iemin
■決裂なら併記も
ドーバーとカレー海峡、ペルシャとアラビア湾など前例
問題が表面化したのは、IHOが、来年改訂予定の海図「大洋と海の境界」
の最終稿から「日本海」を乗せたページを削除し、今年十日過ぎに加盟
七十二か国にその内容の是非を問う書簡を配布したことがきっかけだった。
韓国政府が九〇年代以降、「『日本海』の呼称が定着したのは日本の植民
地主義が原因だ」と主張し、「東海」に改めるよう各国方面に強く働き
かけてきたのを受けた措置だ。
日韓間の論争に巻き込まれるのを恐れたIHOは当面、十一月三十日までに
全加盟国に意見を求めることにした。
ただ、外務省などによると、世界の地名を正式に決める国際組織はない。
今月二十七日に総会を開く国連地名標準化会議やIHOは、論争を解決する
機関ではなく、地名統一のルールなどを話し合うのが主な役割。このため、
名称問題では原則、当事国同士で話し合い、決着しない場合は結局、それ
ぞれの主張を併記するケースが多いという。
(8月18日 読売新聞)
論争が起きやすいのは、複数の国が面する海の名称だ。例えば、英国が
「ドーバー海峡」と呼ぶ海を、仏は「カレー海峡」と主張。中東の「ペル
シャ湾」もイランの対岸のアラブ諸国は「アラビア湾」と呼び、地図など
に名称の併記を求めている。
今回の「日本海」問題も、日韓双方が折り合わない場合、IHOの海図は「最
終的に『東海』の併記となる可能性もある」と日本政府関係者は危機感を
募らせている。このため、日本側は「歴史的根拠の希薄な『東海』の併記は、
国際的に悪しき前例を作る」と抗議していく構えだ。
(8月18日 読売新聞)