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週刊新潮 6月13日号:
■インターネットに流れた「猫虐殺魔」の顔■
【無抵抗な猫を浴槽に閉じ込めて虐待し、死に至らしめるまでの経過をインターネットの掲示板で実況するという異常事件が起きた。
が、この残酷さに怒ったネットユーザー達もインターネット上で犯人の顔と名前を晒し、殺された猫の無念を晴らしている。】
PC時代とはいえ、インターネットを通じてのやり取りには、異常なものが少なくない。例えば、動物虐待でストレスを発散する
という異常趣味をもつ若者達が登場し、いかにして犬や猫を虐待しているかなどと得意げに語り合う。
「5月22日に動物愛護法違反容疑で警察に検挙された今回の男性も、そうしたチャットの常連でしてね」
と語るのは、インターネットの世界をウォッチし続けるある事情通氏である。
「以前にも『2ちゃんねる』という日本最大のアクセス数を持つ掲示板の『ペット大嫌い』コーナーに、ナチス幹部の名前で登場し、
動物虐待の実況を行ったことがあった」
今年の2月のことである。彼はディルレバンガーというハンドルネームで『ペット大嫌い』コーナーに、こんな書きこみをしていたのだ。
<980円で買ったハムスターの顎を砕きます。次に目をつぶし、両足をもぎとったこの物体をレンジに入れて黒焦げにします。
最後は袋に入れて踏み潰しました。980円でかなり楽しめました>
しかも、この情報は多くの若者達から賞賛され、それ以後の彼は英雄扱いとなる。
「不気味な世界ですよ。しかしネット上でチヤホヤされたために彼の行為はエスカレート。ついには、猫を虐殺する現場まで
画像入りで掲示板に書き込んで、福岡県警に検挙されてしまうのです」(前出)
<これより猫を虐待する様子を実況する>と前置きした上で、彼は浴槽内の猫を針金で縛り、熱湯をかけて窒息させ、
最後に耳や首を切り落として処刑するまでの模様をネット上に流したのである。