【社会】赤すぎる「千と千尋の神隠し」は仕様か欠陥品か?★8
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朝まで名無しさん :
414 名前:長岡@天国 投稿日:02/07/21 22:30 ID:wNNc8UfO
私はDVDの本格普及前に旅立ったが、今回の騒動に関し天国より意見す。
LD時代より、日本のTVの色温度の高さには不満があり、
いうまでもなくできる限りの調整で6500度以下にしていた。
我が「方舟」においても同様である。
今回発売の千と千尋・・・についてはまさに私の望むシネマトーンである。
おそらく業務用のモニターTVを劇場に持ち込み、フィルムの色調と
直接比較したならば、大方の視聴者は納得がいくと思う。
くり返すが、日本の一般的なTVは相当色温度が高く(9500度〜10500度)
日本人を映し出したときに「色白美人」に見えるよう調整されている。
こういったメーカーの悪しきチューニングのおかげで多くの視聴者は
「青白い白」をごく自然のものと勘違いしているのだ。
欧米のTVの多くは日本とは違い6500度前後の「赤い白」を自然のものと
して映し出している。欧米の家庭は「白熱電灯」が中心であり、
日本ではまるで「工場のような蛍光灯」が中心であるのと関係があるかの
ようだ。
これは想像だが、今回のこの作品をそのままの色調整で欧米で発売したら
どうなるか。たぶん日本国内以上に大騒動になり即座に回収騒ぎとなる
だろう。なぜなら「赤い調整のDVDを赤いTVで」見ることになるからだ。
すなわち、日本の一般的な調整で作成したDVDを欧米のTVでみると
そのままシネマトーンになるはずなのだ。
むろん、今回の色調整は製作者側のこだわりによるところであるのは
あきらかなのだが、一般大衆が蛍光灯の下で蛍光灯の白に近い白を
白としている事情を製作者・販売者は十分考慮すべきであったと苦言しておく。
長岡鉄男