NHK総合を常に実況し続けるスレ 83548 ゆるやか

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1000公共放送名無しさん
エコカーの“大本命”は電気自動車(EV)とみられているが、その普及ペースは遅く、「当面はHVが主役」(関係者)との声も少なくない。
ただ、国内の新車販売では2割に達するHVだが、世界では数%にとどまっているだけに、トヨタが保有するHV技術の特許切れは、一大普及の起爆剤となる可能性がある。

トヨタ側も「自社技術をより多くのメーカーに提供し、業界標準化する方向に動いている」(関係者)と自陣営づくりを活発化している。
23年夏には米フォード・モーター、24年夏には独BMWと、HVを中心とした電動化技術の協業で合意しており、国内ではマツダなどにHV技術を供与している。
トヨタ方式のHVが進めば、量産効果で普及のネックの一因となっているコスト抑制にもつながる。協業するメーカーにとっても多大なエコカー投資を抑制でき、それに加えて特許切れとなれば、HVの開発環境は格段に整備される。
一方、世界の頂点に再び立つことになるトヨタにとって“虎の子”でもあるHV技術の特許切れは、今後の経営にマイナスの影響を及ぼさないのか
内山田副会長は「われわれも新しい特許を次々と出しており、心配はしていない。トヨタの特許に抵触しない形でつくられたHVはたくさんあり、今後もどんどん出てくるだろう」と意に介さない。
別のトヨタ幹部も「初代プリウスの約20年前の特許からみると、今は相当技術が進歩している。1社で技術を囲い込みすぎると『ガラパゴス化』するおそれもある。HVの普及にはある程度公開されていた方がいい」と話す。
トヨタの2016年問題とは、トヨタから主導権を奪取するため、他社が一気に動き出す“号砲”でもある。それがHVが一大普及し、エコカーのデファクトスタンダード(事実上の業界標準)となり得るための大きな一歩となる。
迎え撃つトヨタも自信満々で、ある幹部はこう言い切る。「トヨタのHVは特許だけでなく、制御技術など製造ノウハウがカギ。特許を使うだけで同一製品は製造できない」