クリントン米国務長官、「世界の富裕層に増税を」
http://www.afpbb.com/article/politics/2903678/9578529 クリントン長官は演説で次のように述べた。
「私が世界中で訴えている問題の1つに、税金を公平に徴収するという問題があります。特に各国のエリート層からです」
さらに「私がアメリカの政治に関与していないことは皆さんご存知のところです」との前置きで会場の笑いを誘うと、
「ですが、世界中の国でエリート層が金儲けをしていることは事実です」と続けた。
元実業家で資産家のロムニー氏は、所得税の一律20%カット、投資収入に課せられる税の一部撤廃、法人減税を掲げている。
一方のオバマ大統領は、富裕層増税を打ち出している。
24日の演説でクリントン長官は、「金持ちはどこにでもいるが、自国の成長に貢献していない」と指摘。
国外からの支援に頼った開発から脱却し、長期的な開発を模索する各国にとって、国内の財源を生み出す税金は非常に重要だとし、
「つまり、(国の)指導者らは権力を持った人々(富裕層)が聞きたがらないことも言わなければならない」と述べた。