【EUR/USD】ユーロドルはどうなる?4293【ユロドル専用】

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907Trader@Live!
米市場関係者の見解をみると、ウクライナ、イラク、ガザ問題のいずれも米市場関係者の想定以上のスピードで事態が悪化しているようだ。


ウクライナ問題では、平和維持軍と称したロシアの東ウクライナ侵攻もさることながら、経済制裁の応酬による欧州の景気リスクが強く意識され始めている。
特に注目されるのがフィンランドやバルト三国などロシアと経済的つながりの強い国々である。
目下、ロシアが劣勢と見られているウクライナ情勢であるが、欧州の足並みの乱れ次第では一気に形勢が逆転する可能性もあろう。

カギはやはりたびたびプーチン露大統領と電話会談を行っているメルケル独首相の動向である。


イラクに関しては米国が北部の山岳地帯に避難している難民援助を目的とした物資援助と、それに伴う空爆を開始したが、それ以上にイラク情勢は悪化しているもよう。
特にイラク国民の水源であり、同国最大のダムをイスラム過激派「イスラム国」側が掌握したことから、今後も神経質な状況が予想される。
現在は限定的な空爆に留まっている米国であるが、いずれ本格的な軍事活動の必要性を迫られる可能性も否定できない。


ガザ問題はエジプトの仲介によりパレスチナとイスラエルが停戦の延長について協議を続けているが、イスラム原理主義組織「ハマス」の武装解除とイスラエルによる経済制裁を巡り、双方が引かないぎりぎりの交渉となっているようだ。
こちらも戦闘が再開した場合には、原油価格などに影響を及ぼす可能性があるため、関連ニュースに対して市場は神経質になりそうだ。