【USD/JPY】ドル円専用スレ Part20508【$\】
液晶一体型デスクトップの注目機は?
では、タッチ操作が可能なパソコン新製品を見ていきましょう。まずは液晶一体型デスクトップパソコン。ソニーの「VAIO Tap 20」は、20型のタッチパネル式液晶を採用した新シリーズです(図1)。
ディスプレー(本体)が水平まで倒れるのが特徴です。ディスプレーの角度によって、パソコンとしても大きなタブレット端末としても使えます(図2)。
図1:ソニーの新シリーズ「VAIO Tap 20」。見た目は、液晶一体型デスクトップと同じ
図2:VAIO Tap 20の特徴の一つが液晶ディスプレーを支えるスタンド部。可動範囲が大きく、完全に倒すことで大きなタブレット端末のように使える
日本ヒューレット・パッカードの「HP ENVY 20 TouchSmart」も、20型のタッチパネル式液晶を搭載したシリーズ(図3)。メーカーが運営する直販サイトでは、テレビチューナー付きのモデルが選べます。
日本エイサーの「A5600U」は、23型と一回り大きいタッチパネル式液晶を採用しています。
本体の厚みが35ミリと大変薄いのが特徴。30度の角度までディスプレーを倒せるので、タッチ操作もしやすくなっています(図4)。
図3:日本ヒューレット・パッカードの「HP ENVY 20 TouchSmart」。20型のタッチパネル式液晶を搭載した一体型パソコン
図4:日本エイサーの「A5600U」は、23型のタッチパネル式液晶を搭載。ディスプレーは80度から30度の角度で利用できる
ノートパソコンの注目機は?
ノートパソコンのタッチ操作対応には、二つの特徴があります。一つ目は、従来と同じデザインながら、液晶ディスプレーだけをタッチパネル式に変更した機種。
ソニーの「VAIO E SVE14A29CJS」や日本エイサーの「Aspire S7」シリーズなどが、これに相当します(図5、6)。
図5:14型液晶を搭載したスタンダードノート、ソニーの「VAIO E」シリーズ。最上位の「SVE14A29CJS」のみタッチパネル式液晶を採用する
図6:日本エイサーの「Aspire S7」シリーズ。タッチパネル式液晶で11.6型と13.3型と、2つのサイズ違いがある
もう一つはタブレット端末とノートパソコン、二つのスタイルで使える機種が登場したことです。二つのスタイルを使い分ける方法は、機種によって違います。
パナソニックの「AX2」シリーズは、液晶ディスプレー部が前後に360度回転する機構を採用(図7)。
ソニーの「VAIO Duo 11」シリーズは、スライド機構の液晶ディスプレー部が特徴。
前方にスライドすると、液晶ディスプレーが持ち上がり、キーボードが使えるようになります。液晶ディスプレーを逆に動かすと、キーボードが収納され、タブレット端末として使えます(図8)。
図7:パナソニックの新シリーズ「AX2」。前後に1回転する、11.6型の液晶ディスプレーを採用した
図8:ソニーの「VAIO Duo 11」。スライド機構でノートパソコンとタブレット端末、どちらのスタイルでも使える
図9:日本ヒューレット・パッカードの「HP ENVY x2」は、着脱式のキーボードが特徴。液晶ディスプレー部(タブレット端末)だけでも使える
日本ヒューレット・パッカードの「HP ENVY x2」は、着脱式のキーボードを採用。液晶ディスプレー部単体ならタブレット端末として、キーボードを装着すればノートパソコンとして使えます(図9)。
同社で「ハイブリッドPC」と呼ぶ新形態のパソコンで、今後はこうした機種も増えていきそうです。
ウィンドウズ8パソコンを購入するときに注意したいのは、パナソニックの従来モデル、Let's note SX2、同NX2、同B11シリーズなどをはじめ、タッチ操作に対応しない機種も多い点です。
もちろんウィンドウズ8は、マウスとキーボードだけでも操作できますが、直感的な操作感には欠けます。
ウィンドウズ8を存分に楽しみたいに人は、タッチ操作に対応した機種の方がお薦めです。購入前に自分にとってタッチ操作が必要かどうか、検討してみるとよいでしょう。(テクニカルライター/原 如宏/@raitanohara)