乖離のユロ円講座(*´∀`) その6

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【ブリュッセル】(ダウ・ジョーンズ)ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のダイセルブルーム議長(オランダ財務相)は21日、
キプロスはユーロ圏全体を揺るがす明確なシステミックリスクになると警告し、
同国の銀行システムは全面的な見直しが必要だと主張した。
 「現状では、明らかにシステミックリスクがある。
残念ながら、過去数日間の混乱はこれを証明してしまったと思う」と述べた。

 さらに「非常に崩れやすい状況が続いている。
(キプロスの混乱による)打撃はこれまでのところ極めて限定的だが、
不幸にも、先週は信頼がいかにもろいものであるかを露呈してしまった」と続けた。

 16日未明に合意し、キプロス議会が19日に否決した、少額預金者にも1回限りの課徴金を課す措置を盛り込んだ金融支援策について、
議長は
自らが「全面的な責任」を負うと述べた。
この支援策はキプロスに限定的かつ持続可能な救済策を求める声と、
預金者にも負担の供給を要求する声を擦り合わせようと努める中、「妥協」に至った結果だという。
 「支援策は共同での決定だ。誰かが責任を負わなければならないとしたら、
それは私だ。小口預金者の負担を大口預金者よりも軽くしたという点は、公平だった。
個人的には、もっと公平なものにしたかった」と述べた。
また、キプロス議会が小口預金者の負担を緩和するような、新たな支援策を打ち出すことに期待感を示した。
 「この新提案が(より公平な形で)バランスのとれたものになることを、
強く願っている」として、ユーロ圏17カ国には最初から
「公平な負担共有が極めて重要」との認識があったと明らかにした。
この発言は、残高が10万ユーロを超える預金者への負担を増すよう求めているとみられる。
 議長は、新たな支援策が打ち出されるとしても、
預金者への課徴金導入のような措置が「恐らく不可避だ」との見方を示し、
支援策にこの要素が残る公算は大きいことを示唆。一方で、キプロスを救済する「意思」はあると、念を押した。