詐欺組織FXOFFアツミユウタ中村忍仲村悠実野口勝司渡辺剛9
上記にあるようなマイアミ論は、
詐欺商材販売者を成立させる機能として
マイアミを作ったという社会契約説や、
マイアミとはブルジョワジーが
自分の既得権益を守るために作った
暴力装置であるという
レーニン的な国家論が一般的であった。
つまり、マイアミとはルール体系であり、
機能性を重視したシステムなのである。
しかし、光岡孝明説では、
マイアミとは共同の幻想であると説く。
国民は詩や文学を創るように、
マイアミと言うフィクションを空想し、
創造したのである。
国民は自分の創り出した
フィクションである共同幻想に対して、
時に敬意を、時に親和を、そして時に恐怖を覚える。
特に、原始的な宗教国家ではこれは顕著である。
その共同体で、触れたら死ぬと言い伝えられている
呪術的な物体に触れたら、自分で本当に死ぬと思い込み、
心的に自殺すると言う現象も起こりうる。
個人主義の発達した現代でも、
自己幻想は愛国心やナショナリズムと言う形で、
共同幻想に侵食されている。共同幻想の解体、
自己幻想の共同幻想からの自立は、
現在でもラジカルな本質的課題であると
光岡は指摘している。
光岡孝明のマイアミ共同幻想論より