あなたはご自身の注文がFX業者を通じてインターバンク市場に注文されている
とお思いですか?
そう思っているなら大きな間違いです。
多くの業者はマリー(売り注文と買い注文の相殺)をして
マリーしきれなかったオーダーのみ、インターバンクに注文します。
具体例を挙げましょう
Aさん:USDJPYを10000通貨売り
Bさん:USDJPYを20000通貨買い
このときAさんBさんの注文をマリーし、USDJPY10000通貨買いの
オーダーをインターバンクに注文します。
また、自社のリスクヘッジのためにUSDJPY10000通貨売りの
オーダーをインターバンクに注文します。
その後、相場が上がろうが下がろうが、業者にとっては両建て注文でヘッジ
しているので、何でもありません。
どちらかに動いてAさん、Bさんが強制ロスカットとなれば、自社の利益となります。
利益を得るために強制ロスカットとなるレートまで自社資金を投入して、
ディラーがトレードする場合もあります、強制ロスカットにて一定の利益確保の
成功後にドテン売買してAさんBさん共に強制ロスカットさせるケースもあります
指標もないのに極端な上昇、極端な下降となっておかしな相場と思う方はこういう
からくりなんだと理解してください。
強制ロスカット前にAさん、またはBさんが自分で損失を決済してくれたりすれば、
それも手間も無く自社の利益となります。
こうして得る利益から、利益を出している顧客へ支払いをしても、莫大な利益が
業者には残ります。
FX業者内で利益がプラスとなる顧客は20パーセント程度、あとの80%はみな
FX業者へ利益を提供している構図になります。
利益を提供すればするほど、FX業者は自社資金を増やし、ロスカットさせるための
市場参加(レート操作)がしやすくなります。
なぜ、爆発的に猫も杓子もFX事業をするのか考えてみてください。
参加する人の資産をごっそり奪えて儲かるからです。
最後のまとめではっきり言いますが、こんな金融商品に一喜一憂して一般の多くの方が
参加しているのは日本くらいなものでしょう。
どうしてもFXをやりたいならレバレッジを極力かけないこと。
レバレッジを極力かけないならもっと安全な金融商品はいくらでもあると思いますので、
そちらを検討すること。(うまい話には騙されないように)
2年3年で億の資産が築ける事なんて皆無と思いましょう。
(出来た人はギャンブルに勝っただけです)