【KRW】ウォンを看取るスレ1602【Stooqノ喪章ウォンノ墓標】

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94Trader@Live!
続きです。

なぜインターネットに対して激しい拒絶を見せるのか、という問いに対して、その知人は
「自分達が理解できないものが、自分達の立場と利益を侵食していることに対する反応」だと答えてくれました。
嘗ては放送局や新聞などが海外の情報や政府、行政機関の発する情報を一手に纏め、
それを再配布することで情報の全てを握っていました。
それがインターネットでは個人レベルでも海外の新聞やメディアにアクセスが出来、
それどころか行政の発する情報や場合によっては現地にいる人間が発した個人的な一次情報がそのまま、
もしくは知識や専門能力を持った人間によって補足されながら発信されることも多くなっています。
つまり、従来の放送局が胡坐をかいていられる状況ではないという
自分達にとっては当たり前の事実に恐怖を感じているという、
笑っていいのか呆れていいのかわからない話でした。
特に、その人は去年のニコニコ動画で党首討論がノーカットで放送されてしまった事実に衝撃を受けたと認めていました。
つまり、これでインターネットの情報は当てにならない、というものから
「確固とした一次ソース」が成立してしまったという事実です。
これはその当時にも2chで指摘されていましたが、その瞬間にインターネットメディアと
報道の立場が逆転してしまった瞬間でした。
そして同時に、今放送業界が受けている一般視聴者や広告主からの圧力に怯えて、
責任ある立場の人間は耳と目を閉ざして嵐が過ぎ去るのをじっと待っている状態だとも言っていました。

一部の危機感を抱いている人、大部分の何がなんだか判らない人、
そんなことを考えられないほど現場に追い回されている人、考えることを拒絶している人などが
雁字搦めになっているという事を生々しく教えてもらいました。

おそらく、大半は2chで語られていると思いますが、変化が出来ない原因の一つに、
放送業界は潰しの利かない業界だという点にあります。
特殊な技能が要求されますが、それは他の業界ではまるで役に立たない技術のため、
業界から弾き出されるとまともな就職先は期待できないそうです。
そして今はどの放送局もカツカツの為、例えば一社が倒産した場合、
そのあぶれた人材を受け入れる余力などどこの局にも無いとのこと。
結果として護送船団方式の業界を死守することに固執するという有様なのだという話です。

なんだか旨く纏めることが出来ませんでしたが、中の人に聞いた話です。
まあ、外部の人間に話せることなどたかが知れているのでしょうが、聞いた感じでは
業界としてもう完全に方向性を見出せずに行き詰っていることは判りました。

また新しい話が聞けたら、大丈夫な範囲でカキコしに来ます。