【KRW】ウォンを看取るスレ1419【至急ウォン断化】

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今回の衆院選の選挙分析 〜マスコミとネットは影響したか〜 その4

● さて、ここからは元気が出る話 ●

もし仮に、マスコミの出した支持率が正しかったと仮定しよう。

そうなると、次の2点の分析が出てくる。

■その1 ネットの力

解散後も「アレだけ逆風が吹いていた」さらに「300議席というバンドワゴン」まで飛び出した、
形振り構わないマスコミの状況であったにも拘らず
ネットやポスティングなどの草の根運動で「20%の国民を自民支持に鞍替えさせた」ということになる。

もちろん私自身、現実的に国民の20%もネットが動かしたとは思っていないが(それでも10%以上は動かしたかなとは思う)、
それだけの影響力は確かにあった。

そしてそれだけの影響力があるゆえに「ネットの影響力が下がるようなネガキャンを、マスコミは選挙後に始めた」
といえる。一連の動きや、選挙後もネトウヨネガキャンが2chで行われているのは、そういうことだろう。

■その2 麻生執行部の選挙戦略

その1のネットの力も「そんな訳が無い。現実的じゃない」と仮定しよう。
解散後も「アレだけ逆風が吹いていた」さらに「300議席というバンドワゴン」まで飛び出した、
形振り構わないマスコミの状況であったにも拘らず

たった一ヶ月で(しかも毎日逆風の状態で)麻生執行部は「20%の国民を自民支持に鞍替えさせた」のである。
どんな手品だよという話になる(まぁ元が低すぎたってのもあるが)
マスコミでさえプラス方向に20%も移動させるのが困難であるから、これは大変なことである。
タラレバの話になるが、もし、選挙戦が2ヶ月あったら民主は勝てていただろうか?得票率10%は持っていかれたのではないだろうか?

それだけ、自民党は何をやるのか、民主党政権はとんでもないという意識が浸透したわけだから
麻生執行部の選挙戦略は、それほど間違っていなかったということになる。

その証拠が、今回激戦区となった選挙区が多いということである。郵政選挙のときより、遥かに僅差選挙区が多かった。
「支持率の通りなら圧倒的に負けた選挙区が多いはず」だが、蓋を開けると2000票差のようなデッドヒートの選挙区が結構あった。

小選挙区で激戦区を集計してみた。対象は、得票率の差が10%以内or票差23527(総票数の10%/300議席定数)以内で民主が勝った、接戦地区。(カッコ)内は選挙区番号

北海道(5.12)岩手(2)秋田(2.3)宮城(3)山形(1)福島(1.2)新潟(5)富山(1)石川(1.3)茨城(2.7)群馬(1.2.3)千葉(7.10)埼玉(2.8)
東京(1.4.5.9.10.13.14.15.16.24)神奈川(1.4.13)長野(5)静岡(1.4.8)愛知(13)岐阜(1.5)三重(1.4)奈良(2)和歌山(2)大阪(15)京都(1)
広島(4.5.7)山口(2)香川(1)徳島(2)福岡(4.5.9.10)佐賀(2)長崎(2.3.4)大分(2.3)熊本(2)鹿児島(1.)沖縄(1.4)

計68議席

ifの話だが、おそらくこれらの選挙区は勝てると計算していたと思われる。
予想としては小選挙区の議席は「自民130前後 民主160前後」と睨んでいたのではないか?

確かにこの議席数だと、得票率4:5の結果に限りなく近い。
返せば、実際は僅差でも議席数では大差になる小選挙区制度の特徴が出た証左ともいえる。
勝てる選挙区を落としたと言う点では痛いが、得票率と支持率の比較をすれば、選挙戦がもう少し長かったら?
どのみち、民主が失策して衆参同時選挙などの事態になれば、確実に勝てる場所でもある。

■上記結論
つまり、ネットが現実に効果があった・いや現実に効果は無かった、どちらに転んでも、マスコミにとっては都合が悪い「現実」しか残らない。
マスコミの支持率が「正」だとした場合、笛吹けども踊らない、印象操作出来ない層が20%も存在していた。それは「捏造のできない数字」が証明しているのである。