【KRW】ウォンを看取るスレ1231【マジ損分の恥】
続き
もう一つの偽り相場の立役者は、またもや役員へのボーナスで話題になったAIG社である。
AIGのファイナンシャル・プロダクツ部門がデフォルト保険(企業の倒産に備えた保険)を投げ売り的に処分したため、その反対側に立った銀行は、メチャメチャ儲かることになってしまったのである。
何でそんなことになったのかというと、「ウチの会社はもう政府の所有物になってしまったのだし、一生懸命良い価格でそれらのポジションを処分したところでボーナスが出るわけでもない・・・・・・
損が出ればどうせ国民の税金で穴埋めされるのだからこの際、ぶん投げちゃえ!」というAIGのトレーダー達の投げやりな態度に、投資銀行が徹底的につけ込んだというわけである。
その結果、バークレイズ銀行の債券部は1月から2月までの間に今年の利益目標の50%を達成してしまったと噂されており、
また、ゴールドマン・サックスは、2月期の売上高が120億ドルを上回るのではないかと噂されているが、因みに11月期は僅か36億ドルであったことを考えると、
いかにひどいぼろ儲けをしているかがわかろうというものである。
これでは、投資銀行はアメリカ国民の数兆円の血税を、横から吸い取っているのと同じことで、国の支援を受けていながら何十億ものボーナスを懐に入れたAIGの役員と同じムジナということになってくる。
ウオール街はまさに魑魅魍魎(ちみもうりょう)どもの洞窟である。
いずれは法外な値段で安売りしたAIG、そえを買った投資銀行の両方から逮捕者が出ることになるのではないかと思われるが、
来週から始まる銀行の決算発表を見た投資家たちは、銀行も再び利益を上げれられるまでに回復したと錯覚して、一時の上昇相場が始まるかもしれない。