【GBP】ポンドはどうする?Part1041【£】
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Trader@Live!:
[ロンドン 31日 Routers] 15:34 英、ユーロ移行はありえない。ポンドの対ドル目標レート1.98ドル。
本日のダボス会議に出席中の英中銀副理事カールズバーグ氏は、出発前の記者会見でユーロ移行のうわさに言及した。
同氏は「イギリスがユーロを導入する事はありえない。」と語り、「これまでも、そしてこれからもユーロ導入の検討は
考えていない。」と語った。そしてその会見時に、1月下旬に大幅にポンドレートが下がった件に触れ、「過度なポンド安は
英国の権威に係わる重要な課題。」「政府はこれからも積極的な手立てを行っていく。」と語った。
同氏に取材を試みた独自取材で、先日各社紙面で触れられた米著名投資家ジョージソロス氏の件についても聞いてみた。英経
済を悲観視した論調のソロス氏を、同氏も批判的に捉えてる。「彼の意見は正確性に欠いている。」「英経済の将来性を信じるなら
ポンドを買えばいいとのことだが、我々は着実にポンドを買っていく用意がある。」と語った。月末に起こったポンドレートの
上昇について介入を行ったのかとの質問に直接的な言及を避けたが、「我々が目標としているポンドレートは対ドル1.98を
目標としている」とだけ語った。
因みにソロス氏は28日ダボスの記者団に対してポンドはもう売らないと語ったことからもタイミング的に示唆するものがある。
一方、現在のユーロは対ドルで1.28辺りまで売り込まれており、一部のうわさ(外銀筋)ではソロス氏はいち早くポンドの
上昇を見込んで、対ユーロでポンド買いポジションをとるのと同時にユーロ圏経済指標悪化に合わせて大量にユーロを売り込んで
来ている、とのことである。なお、今月13日にはイギリス金融機関の空売り規制が解除されたばかりである。